こんにちは、のぶゆきです。
短期間のうちにたまたま見つけた2つのニュースが気になったので紹介しておきますね。
[産経ニュース]がん検診 推奨年齢引き上げ検討 「過剰診断」「不要な治療」の問題受け
各自治体が行うがん検診の推奨年齢について、厚生労働省が引き上げも含め指針を見直す方針を固めたことが3日、分かった。検診はがんの早期発見につながり、死亡率の減少が期待されるため、政府は普及を進めてきたが、近年「過剰診断」などの問題も指摘されるようになった。厚労省は今年度中に議論を取りまとめ、平成31年度にも見直す方針だ。
https://www.sankei.com/life/news/180604/lif1806040010-n1.html
[AFPBB News]結腸がん検診は45歳から、米国がん協会が勧告 若い世代で発症増
【5月31日 AFP】米国がん協会(American Cancer Society、ACS)は30日、若い世代の間で大腸がんが増加していることから、結腸がん検診をこれまでの50歳ではなく、45歳から始めるよう勧告した。
1つ目のニュース、日本においては、厚生労働省ががん検診の指針を策定したのは2010年でした。
胃がん | 40歳以上 |
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肺がん | 40歳以上 |
大腸がん | 40歳以上 |
乳がん | 30歳以上 |
子宮頸がん | 30歳以上 |
こうした早期からのがん検診によって、がんの早期発見率が高まってきたのは皆さんも承知のことでしょう。
ただ一方で、
- 検診でがんが100%見つかるわけではない
- 不必要な治療や検査を招く可能性がある
- 生命に影響しない、微小で進行の遅いがんを見つけてしまう
などの問題もみられ、年齢が低いほど問題のリスクを受けやすい傾向がみられることを理由に今回の推奨年齢の見直しが検討されているらしいというニュースでした。記事に取り上げはしたものの、情報の出処は定かではないし、記事の内容としても薄い内容なので、これに関しては話半分でいいです。
私のぶゆきはなんども言っていますが、不要な保険に加入することは無駄につながります。保険の相談を受けるときは、こうしたがん検診によって早期発見しやすい環境だからこそ、保険などは必要最低限にしてライフプランに基づいた資産運用にまわすなどアドバイスをすることが多いのですが、もし検診の推奨年齢の引き上げが実際に行われて、がん検診そのものに対する意識が低下してしまうのが一番恐ろしいと感じています。
今後の動向に注目ですね。
2つ目のニュースは、日本でがん検診の推奨年齢の引き上げに関するニュースが出た一方で、アメリカでは検診の引き下げが勧告されたというニュースです。
アメリカでは、研究によると50歳未満で大腸がんを発症する割合が1994年と比べて51%増加していて、死亡率も上昇しているようです。そのため、45歳から検診を受けるべきだという勧告がなされたようです。
日本では大腸がんの検診は40歳からとなっていますから、現状では10歳の差があ流ということですね。日本ではこれを引き上げ、アメリカではこれを引き下げる。もしかして来年あたりには日米で大腸がんの推奨検診年齢が同じ45歳になっているかもしれませんね。笑
こんな非常に話題の似た正反対のニュースを短期間で見たのは珍しかったので、思わず記事にしてみました。
のぶゆきは医療関係者ではありませんから、何が正しいのかなどはわかりません。ですが、こうした出来事は日常の中のたかが1つニュースだと感じられている人もいるでしょう。
しかし、制度の変更は必ず私たちのライフプランに影響を与えます。その都度保険を見直せとは言いませんが、常に自分の加入している保険と保有している資産を照らし合わせながら、自分のライフプランに大きな影響はないのか、問題はないのかを意識していくことは重要です。
のぶゆきであれば、気軽な質問や相談を受け付けていますから、お気軽に連絡ください。
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